私は、ガイドブックごしに見たナルスアン島に恋をした。
初めての海外旅行として訪れたセブ島。1週間の間、いくつもの観光地を訪れました。あれから時がたち、今でも目に焼き付いているあの景色。
何度でも叫びたい、その島の名は…
ナルスアン島!!
セブ島の周辺にはおすすめの観光地として離島がいくつもあるけども、ガイドブックには必ずと言って良いほど取り上げられるナルスアン島。
「ナルスアン島ってどんなところ?何ができるの?」と思っているあなたに、行き方から過ごし方までまるっとを解説します。
目次
ナルスアン島ってどんなところなの?
まずは基本情報を確認していきましょう。
セブ島から南東方面にあるナルスアン島は英語で Nalusuan Island と表記されます。
島の大きさとは対照に設備が非常に整っていて、セブ島でアイランドホッピングとして初めての訪れる観光地としても、安心して子どもも連れて行けるおすすめの場所です。
その① 小さな島、ナルスアン島

セブ島に比べてとても小さな島、ナルスアン島は満潮時にはぐるっと回っても100メートルほど。10分もあれば島を一周できてしまうほどの大きさです。干潮時にはビーチが姿を現します。
その②らくらくアクセス!ナルスアン島は船で約30分

ナルスアン島に行くにはまず、セブ島と2本の橋でつながっているマクタン島まで行く必要があります。セブシティのホテルからタクシーで移動時間は約1時間。
マクタン島の港からナルスアン島まで船で約30分。アクセスが良いため日帰りで楽しむことができます。アイランドホッピングでは船での移動が中心。
水しぶきでぬれてしまうことがあるので、乗船前には水着は着ておいて上から羽織るものを用意しておきましょう。揺れが比較的少ない、フィリピン伝統の船・バンカーボートで心地よい風を感じながら目的地へ向かいます。
その③ナルスアン島の桟橋は240メートル!

ナルスアン島の代名詞とも言える桟橋と青く広がる海と空が織りなす絶景に、誰もが感嘆の声が出てしまうでしょう。
この全長240メートルにもなる桟橋は、素晴らしいセブの海をより世界中の人たちに広めたいというフィリピン人の熱い思いによってできたのだとか。
この桟橋の美しさが故に、セブ島への観光客の多くがアイランドホッピングの行き先の第一候補として、ナルスアン島を選んでいます。
ナルスアン島への行き方
【自力】VS【 ツアー会社】結局どっちがいいの?
セブ島への旅行となると航空券に宿泊費用、食事代にお土産とどうしても費用がかさんでしまいます。安く、そして自由に楽しむためにもツアー会社を通さず自力でナルスアン島に行きたい…という方も多いはず。
初めてのアイランドホッピング。セブ島の離島、ナルスアン島にいくにあたって、自力 or ツアー会社一体どちらがよいのか気になりますよね。
自力で行く場合は自由度は高いけども、ハードルも高い
ツアー会社を通さずに自力でセブ島の離れ島、ナルスアン島への行く方法はマクタン島の港で船の所有者に英語もしくはビサヤ語で直接交渉が基本です。これさえできれば、行程も思いのまま!
でも、トラブルに巻き込まれてしまうとせっかくのアイランドホッピングも台無しです。ツアー会社を使わずにナルスアン島へいく場合は、トラブルを未然に防ぐためにも次の点に気をつけましょう。
船の手配について
交渉時はナルスアン島へ行きたいことを伝え、一人当たりの料金はいくらになるのか、こちらの希望をしっかり伝えた上で徹底的に確認が必要です。ライセンスを所持していない船の所有者も多く、アイランドホッピングをする観光客が増えている中、コーストガード(沿岸警備隊)の監視が厳しくなっています。また、時間によってはナルスアン島への船がないこともあるので注意が必要です。
入島料や道具のレンタルについて

セブ島のアイランドホッピングスポットの1つであるナルスアン島に入るには別途入島料金(400ペソ)が必要です。また、シュノーケリングをするための道具をレンタルするには別料金がかかることがほとんど。アイランドホッピングをするにあたって、あらかじめレンタルはできるのか、1人あたりでいくらかかるのかをしっかりを確認しておきましょう。
・行き先(行程)
・乗船料金(片道 / 往復)
・入島料の確認
・ライフジャケット、シュノーケルやフィンのレンタル費用
・ランチの有無(場所 / メニュー)
過去にはアイランドホッピングの希望の行き先が正しく伝わってなく、気付いたら別の島にいってしまっていたということや、船のメンテナンス不良で移動中にエンジンが止まり余計に時間がかかってしまったなんていうトラブルが実際に起きています。
ツアー会社なら全部お任せ
アイランドホッピングでは着替えやバスタオルなど荷物が多くなりがち。
船や道具の手配、港までの往復送迎も準備を全て丸投げできるのがツアー会社の強みです。
予約時にツアー行程をアレンジもできます。また、フィリピン観光省認定の旅行会社であれば、万が一ナルスアン島へいく途中にトラブルが起きても、ライセンス取得済みのガイドが対応をします。
こちらも合わせて確認をしてみてくださいね。
ナルスアン島の過ごし方
初心者にもおすすめなナルスアン島でのシュノーケリング!

ナルスアン島の南半分は海洋保護区に指定された海域となっていて、色とりどりのサンゴと熱帯魚を見ることができ、シュノーケリングを楽しむにはおすすめのポイントとなっています。
橋の近くは水深も浅くシュノーケリングをしたことがないという初心者の方にもぴったりです。泳ぎ疲れたら桟橋で一休みして、ナルスアン島の景色を眺めながら静かに流れる時間に身を委ねるのもいいですね。
透明度抜群の海でダイビングデビュー

スキューバダイビングというとライセンスが必要でハードルが高いように感じてしまいますよね。実はライセンスがなくてもダイビングを楽しめる、体験ダイビングがあるんです。
当日はインストラクターが器材の使い方はもちろんこと、水中でのハンドサインなど丁寧に説明をします。ライセンスを既にお持ちの方はファンダイビングを楽しむことができます。
透明度が高く、穏やかなセブの海はダイビングを始めるには最適な場所になっています。簡単なレクチャーを受けたら、憧れの海の世界へ。さまざまなダイビングスポットを選べるアイランドホッピングには相性の良いアクティビティです。ぜひ、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。
・体験ダイビング
1名 約4,000円
・ファンダイビング
1名 約5,000円
一般的にダイビングは基本的には2回に分けて行い、1回あたり20〜30分のダイブを行います。
ダイビング後、18時間以内の飛行機搭乗は、減圧症にかかってしまう可能性が高くなることで知られています。現在では24時間以上時間をあけるのが主流となっていて、ダイビング後は山の登頂など高いところへの移動を避けるようにしましょう。
海上レストランでビュッフェを堪能!

セブ島周辺には多くの離島があり、ナルスアン島は比較的小さな島ですが、レストランやバーをはじめとした施設は特に充実しているのです。
セブは海の幸が豊かで、種類豊富な魚介類をBBQで味わえるのもアイランドホッピングならでは。ナルスアン島のレストランでは鶏肉や豚肉料理もあり、甘辛ソースのフィリピンスタイルで楽しめます。食後のデザートはマンゴーやバナナといった南国ならではのトロピカルフルーツも。


海の音、ナルスアン島の景色を楽しみながら、おなかも心もいっぱいに。
ちなみにドリンク類はレストランで購入できるので手ぶらでも大丈夫。ですが、セブ島の離島ということもあり運搬コストがかかるのでやはり少し割高になっています。
撮影スポットでとっておきの1枚を。
ナルスアン島にはサインボードやハンモックなど撮影スポットも盛り沢山。
島内は緑も豊かで気持ちの良い風が吹きます。ビーチチェアもあるので、ゆっくり過ごすのもいいですね!


憧れの水上コテージでナルスアン島を満喫
日中は観光客でにぎわうナルスアン島も、日が落ちていくに連れてに静寂に包まれます。夜になると空気が澄んで満天の星を見ることができます。都会暮らしだと普段はありとあらゆるモノに囲まれた生活になりがち。日常からかけ離れたここナルスアン島で過ごす時間は、忘れられない体験となるでしょう。

宿泊施設について
ナルスアン アイランド リゾート アンド マリーン サンクチュアリー
・英語名
Nalusuan Island Resort and Marine Sanctuary
・ホームページ
http://nalusuanislandresort.com/
・客室数
17部屋
・客室タイプ
①水上(高床式)コテージ
②ファミリールーム
③デラックスルーム
・チェックイン開始時時刻
午後2時
・チェックアウト最終時刻
午後12時
・料金
大人1名、1泊あたり約8,000円〜
客室タイプに種類があり、水上のコテージではない場合があるので気をつけましょう。
電気が使えるのは午後6時から午前8時まで。シャワーは温水ではなく水、水圧は弱め。子ども料金や宿泊料金はご予約時に要確認です。
マリンスポーツでもっと充実!
自前に予約をしておけば、お手軽にマリンスポーツを楽しめます。ナルスアン島からマクタン島へ戻ったあとも、アイランドホッピングだけじゃなくてアクティビティをやりたいという方に種類が豊富なマリンスポーツの紹介です。
年齢制限がアクティビティごとにあるので参加前に確認しておきましょう。
150mまで上昇!パラセーリングでゆったり空中散歩。

最大3人で楽しむことができるパラセーリング!空から見るセブの海は息をのむほど美しく、忘れられない思い出になりますよ!
20分
・料金
1名 約4,300円〜
最大6人まで同乗可!コストパフォーマンス抜群のバナナボート!

大勢で楽しむならこちらがおすすめ。みんなで乗れば料金も安く、盛り上がること間違いなし。一緒にセブの海を駆け抜けよう!
20分
・料金
1台 約4,300円〜
シーウォーカー、ヘルメットを被って水中へ!
ダイビングよりも簡単にセブの海中世界を堪能できるシーウォーカー。目の前で優雅に泳ぐカラフルな魚たちたちと水中散歩。専属ダイバーが記念撮影をしてくれます。

25分
・料金
1名 約4,100円〜
ライセンスがなくても大丈夫。海上疾走、ジェットスキー!

海のバイク、ジェットスキーは最大2人乗りで初心者でも安心して楽しめます。ハイスピードで駆け抜ける爽快感は癖になりますよ!
20分
・料金
1台 約4,300円〜
ナルスアン島だけじゃない!魅力溢れる周辺の島々
全く違う様相を見せるセブ島の離島を巡るのがアイランドホッピングの醍醐味。これから紹介するセブ島周辺の島々はナルスアン島と合わせていくのがおすすめです。
パンダノン島(Pandanon Island)

美しい砂浜にエメラルドグリーンの海が広がっているパンダノン島。ナルスアン島からさらに船で約30分でいくことができます。


ナルスアン島に次いで流木やコテージと撮影スポットが多く、とっておきの1枚を撮影するにぴったりの場所ですね。

遠浅の海岸となっているので水深も浅く、子どもでも遊びやすい場所になっています。

セブ島のアイランドホッピングスポットとして人気が高いパンダノン島ではボールをレンタルしてビーチバレーも楽しむことも!
約30分
・マクタン島の港から
約45〜60分
ヒルトゥガン島(Hilutangan Island)

ヒルトゥガン島はギルートンガン島とも呼ばれています。島周辺はサンクチュアリ(海洋保護区)に指定されいて、色鮮やかなサンゴがあり、そこに生息している熱帯魚は数も種類も断トツ。セブでのアイランドホッピングには欠かせない場所です。
ひときわ透明度の高いこの場所で、幻想的な海中世界を楽しみましょう。アイランドホッピングの2大スポットのナルスアン島とパンダノン島と合わせて、アクセスもよくお手軽に行けるシュノーケリングスポットとして人気を誇っていて、ダイビングにも適した地元でも有名な場所となっています。
約15分
・マクタン島の港から
約30分
ソルパ島(Sulpa Islet)
セブ島の離島としては比較的近い位置にあり、港からは短い時間でいくことができます。潮の満ち引きで姿を変えるユニークなソルパ島へは、潮が満ちているときにのみ、船で行くことができます。観光客も少ないため、周りを気にせずプライベートビーチのように満喫できます。アイランドホッピングの行き先の1つとして隠れた人気のある島の1つ。船に乗っている時間は短めにしたいけども、ナルスアン島以外にもどこか寄りたいという方に。
約30分
・マクタン島の港から
約15分
アイランドホッピングをより楽しむためにもこれだけは注意!
慣れない場所に行くと気をつけていても「こうしておけばよかった!」ということがよくありますよね。また、現地のルールもあります。快適にアイランドホッピングをするためにも、次のことに注意しましょう!
こまかいペソを用意

アイランドホッピングではクレジットカードは使えず、現金での支払いですがお釣りがないこともしばしば。1ペソや5ペソのコインと、20 / 50 / 100ペソの紙幣を前もって用意しておきましょう。
貴重品の管理には注意
ホテルから港区間の車での移動に加えて、アイランドホッピングではいくつかの島を巡るため船の乗り降りが多くなります。防水ポーチを準備し携帯電話、カメラやお金などの貴重品管理は十分に気を付けましょう。
紫外線対策はしっかりと
平均気温は27度付近と高く、東京と比べても1年を通して紫外線が極端に強いため、日焼け止めは塗り、帽子やサングラスを着用しましょう。もちろん、水分補給も忘れずに!
乗り物酔いしやすい方は酔い止め薬を準備
アイランドホッピングでは長時間、船での移動になるため、酔いやすい場合は乗船前に服用して予防をしておきましょう。セブの海は普段は穏やかですが、海況によっては揺れは大きくなることがあります。
また、セブ島では交通渋滞が日常茶飯事。路面の舗装もあまり整っておらず、どうしても車両移動の際は揺れやすいです。大人も子どもも、酔い止めを準備しておくのがおすすめです。
ナルスアン島には飲食物の持ち込み禁止
自前に用意したお菓子やジュースなど飲食物をナルスアン島へ持ち込むことは禁止されています。ルールをきちんと守って過ごしましょう。
ナルスアン島の口コミ
セブ島旅行のアイランドホッピングにはおすすめなナルスアン島。でも、実際に行ってみた感想はどうだったのでしょうか。体験したからこそわかるポイントを確認していきましょう!
行った日は土曜日、時期も相まって人がかなり多かったです。インスタでも有名だったので仕方ないかもしれませんが、島は大きくないので混雑はできれば避けたかったですね。他の島よりもアイランドホッピングでは行きやすく、歩きやすい島だと思います。小さい子どもがいても楽しめるそんな場所です。綺麗な海と空、真っすぐに続いていく橋を背景に撮れた娘との写真は、一生の思い出になりました。
アイランドホッピングするならここがおすすめです。とっても魅力ある島です!ナルスアン島は思ったより小さく、歩き回ってもそれほど時間はかかりませんが、見どころは満載です。船着き場の桟橋は島よりも長くて、階段があるのでシュノーケルもできます。高床式のコテージがありますが、少し古く離島なので仕方ありませんが設備も今ひとつです。レストランのビュッフェはピラフ、焼きそばや焼き魚などメニューが豊富でデザートにはマンゴーを思う存分に食べられて満足でした!!マンゴーはとっても甘くて、香りが強いのが驚きでした。
セブ島のツアー会社を使って行きました。ナルスアン島に近づくと小さな展望台や長い桟橋があります。海は浅く、想像以上に透き通って魚がたくさんいるのがボートからでもわかります。私が行ったときは人はそれほど多くなく、とても静かで島も小さいです。いくつかこじんまりとした宿泊施設があって宿泊している方が数人いました。ツアーのガイドさんシュノーケリングのポイントまで案内してくれます。総じて立ち寄りやすく、楽しめるのでおすすめです。
シュノーケリングではたくさんの魚を見ることができました!綺麗に島内は管理されていてレストランだけではなく、なんとバーもあるんです。ハンモックもあるのでのんびり過ごすのもいいですね。海に入ると熱帯魚が不思議と寄ってきます。餌だと勘違いされているのでしょうか(笑)海の透明度が高くて、本当にびっくりしました。晴れた日に行けてよかったです。
天候、季節や時間帯によって混雑状況、海の状態も変わるようですね。セブ島では1日雨が降り続けることは滅多にありませんが、雨季と乾季に分かれています。セブ島旅行の前にベストシーズンも合わせて確認しておきましょう。
まとめ

ナルスアン島の唯一無二の素晴らしさは多くの観光客を驚かせ、絶大な人気を誇っています。セブ島でアイランドホッピングする予定がある方はぜひ、ナルスアン島へ立ち寄ってみてください。
他にもセブには数多くの魅力的な島がたくさんあります。それぞれに特徴があるので自分のプランにあった好みの場所を探してみてはいかがでしょうか?